本や映画のレビューで、★の数使ってランク分けしてるのが、なんだかイラッとする。
なんでだろう、と思ってたんだけど、さっきわかった。


俺は本・音楽・映画において、もし面白くない・楽しめない作品があったとしたら、それは9:1で受け手に問題があると思ってる。
特に何も発信しない・ブログも殆ど書かない俺だけど、消費者として卑屈になっているわけでなくて、何らかの意思なり動機でもって書かれた本なので、読めばそれなりになんかあるっしょ、と思ってるだけで、実際どの本にもなんかあった。それが作者の意図してるものかどうかは別だけど。
なので、もし面白くない・楽しめない作品があったとしたら、それはちょっとした敗北です。
「面白さを読み取ることができなんだぁ」「もっといいコンディションの時に読むべきでした」と臍を噛む。


つまり、★の数っていうのは本の評価ではなく、「その本を楽しめたか」という自己評価とか、読み手と作品の相性とかだとずっと思ってた。全部★5つにしてるひとはさぞ幸せだろうと思う。
だけど、大概★1つや2つのレビューには作品の悪いところばかりが書いてあって、相性の悪さを全部相手のせいにしててけしからん! と思ってイラッとしてたんだな、つまり俺は。


でもだからといって、★5つのレビューに「お前の魅力を把握できる俺の慧眼!!」とか「相性ぴったりなのはボクのお陰さ!」みたいな恩着せがましいレビューは無いということにも気付いた。
恋はたくさんした方がいいと思った。