信近エリさん

J-popというフィールドに居ながら、クラブミュージックにも影響を及ぼしてるアーティストというのは少ない。
そもそも大衆的ステージ(ロックフェス・武道館・紅白など)に立てるミュージシャンが、アーティスト本人はそっちのけな(むしろDJに価値のある)クラブに気をかける必要はないのだけど。
ところが、「J-Popのひと」としての地位を持っていながら、そんな変なところ(失礼)への影響も及ぼすひと達(例えばm-floのタカハシ★タクさんとか小西康陽さんとかFPMさんとかテイトウワさんとか)がいて、そんなひと達の音楽が俺はとっても好きです。
その中で大沢伸一さんというシンプルかつ情熱的な曲を作るひとがいて、そのひとが今年女性歌手をプロデュースしました。そのひと、信近エリさんにデビュー当時から大注目。俺が。


1stシングル「Lights」ではピアノと弦をバックに明暗のメリハリを感じさせる印象的な展開を。
2nd「Voice」ではスパニッシュギターと更にゴツゴツした四つ打ちに乗せた哀愁漂う曲調を。
3rd「Sketch for Summer」では前作と趣向を180度変えた生楽器のゆったりとした世界を。
これまで発表してきた大沢さんと信近さん。
ほんともう、クラブ行ったことない人の言う科白ではないのだけど、ノレるし、綺麗だし、泣けるし、カッコイイ。
更にはCDのアートワークが中島秀樹さんという、シンプルでストイックなデザインの匠。この人のお仕事も好きで、信近さんの曲はもう360度死角無しの気に入り具合。


そんな信近さんが来月アルバムを出すそうで。超楽しみ!
これが言いたかっただけ。そのための枕でした。寝る。