種ともこさん

80年代からのジェイポップのひとの中で、種ともこさんという、当時の女性ボーカリストの中で異彩と偉才を穏やかながら濃いめに放っていた方が小学生の頃からいっとー好きで、最近とかちょい前から出てきてる一筋縄ではいかない女性ボーカリスト（椎名林檎さん、KOKIAさんなど）は総てこの種さんがが原点だと勝手に思っています。
当時の女性ミュージサンの中ではセルフプロデュースすら珍しいのにそれを難なくやってのけ、しかもアルバム毎に音の指向がいちいち見事に変わる。その上それぞれのベクトルが鋭くて単なる遊びと片付けられない。
ほいで歌詞がまた、うぶな乙女心から女性の危なげなクールさまで手広く書いてて、気味が悪いというかもう他の女の人の歌詞とか曲がうすっぺれえとさえ思う時期がありました。そんな気に入り具合。
知り合い（同世代、或いはちょい年上の方々）に「この人凄いッしょ、その筋では有名っしょ」とか言っても「知らない（その筋ってどの筋だ）」の一言と軽い引きで済まされて煮え湯を飲まされる心持ちでいたのですが、ネットを始めて少しした頃パーリスさんという音楽について的確と屈折を併せ持つ変なサイトにこんなことが書かれていたのを発見して安心したというか、もうこの人に足向けて寝れんなと思いました。
何処に住んでる人か知らないですけど。
あと「うぶ」の意味も良く知らない。