NW-HD3

こないだいろんな方面で凄く良いタイミングが訪れたので買いました。容量20GB。最長30時間稼動。青。
――ち、ちっこい。軽い。何これマジこれ。
とにかくそれが第一印象。仕事でiPod（40GB）を弄くる機会がしばしばあり、それに慣れきってたこっちの想像やら、店頭で触ってみた印象やらを易々と裏切る軽さと小ささ。煙草のケースより小さくて愛用のマグカップより軽い。自室に置いてみて風景との差に改めて感動。
というかそれよりも嬉しいのは、「鞄ん中にCDを100枚くらい『忍ばせる』ちう表現が怪しくなるくらいあからさまに詰め込まんでもこのちんまい鉄の匣に5000曲以上入ってるから安心しろや」という近代文明の真心です。もう出先でCDをいちいち入れ替えたり、ヲークマンでたった一回聞く為だけにCDを焼いたりしなくても済むんだね、という喜びを今満喫してるところ。外で聞く分にはまず不自由しないどころか便利極まりない状況にはなりました。まあ仕事でCDはゴッソリ使うので持ち運んでるし、既にPCに保存してる量が20GBを超えちゃってるので聴きたい曲を全部入れるのも無理でしたけども。ていうかそのヲークマンに入れる曲を取捨選択するのにかなり迷った。
最初から音楽の圧縮形式について殆ど知らないままVAIO付属の管理ソフト「SonicStage」に持ってるCDを片っ端から入れてたので、当時サポートされてなかった圧縮形式「ATRAC3plus」（この製品の売り文句である「最大13000曲収容」の圧縮形式）ではない、「ATRAC3」というそこそこサイズの大きな形式のファイルばかりがPCに。今からわざわざ「plus」に変換するのは面倒だし、ということでそのままでヲークマンに録音することにしたら、収容可能な数が13000曲から5000曲程度に激減。まあいいさととりあえずアルファベット順に転送していったら「M」のあたりでHDDがいっぱいに。「これは比較的聞かない方かな、きっとそうだ」というアルバムから泣く泣く削除。で更に入れたらまたすぐ一杯になるので比較的いらない曲をじっくり選んで削除。そんな無駄とも言える葛藤を繰り返して、漸く「Z」に到達。苦難を乗り越えて作り上げた長大な自分のためだけのベストアルバムといった風情です。40GBあればなぁ…とも思いますがこれっくらいが丁度良いのかもしれません。
というわけで総じて幸せ。MP3とか良くわからなくてSonicStageで音楽を聴きまくってた人は買いです。
あとディスプレイの液晶をネガポジ反転できるのがとっても素敵。その他の感想は今度書きます。