ソニーと林檎
先日ウォークマンを買いました。
ファイル形式の都合でiTunesに乗り換えられない悲劇。いいんです、Sonicstageはよくやってくれてる。
このヲークマン、ノイズキャンセラーがすげえ。
騒音が見事に激減。地下鉄で「ボレロ」の冒頭が明瞭に聞こえる。さすがソニー。一生ついていきます。Appleも早くiPodに搭載して下さい。買うんで。寝返りの早さには自信があります。
じっくり聞いたことなかった椎名林檎さんの「加爾基 精液 栗ノ花」が今更ヤバイ。
頭から通して聞いてたら、ちょっと眩暈がした。
「無罪」「勝訴」みたいなものをイメージしてたら、おもくそ裏切られた。かといって東京事変のようなバンドサウンドでもない。
ロック、ジャズ、ロカビリー、オーケストラ、クラブ、トラッド混成のジャンル無視状態。それもジャンルの違う曲が集められてるんじゃなくて、曲中で既に沢山混じってメチャクチャになってる。なのに総じて美しい。雑なのか計算ずくなのか分からない。
歌詞の暗さも他作を軽々凌ぐ出来で、なんつうか「艶っぽくて綺麗な極彩色の臓物」みたいなアルバム。この時期の椎名さんは間違いなくどうかしてたと思う。
- アーティスト: 椎名林檎
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2003/02/23
- メディア: CD
- クリック: 63回
- この商品を含むブログ (199件) を見る