あと

リアルタイムで見た旧劇場版はかなり好きで、観客への歪なメッセージや、それ以上に歪な自己分析と、その行き止まりからのぎこちない浮上に、トラウマというよりは強い嫌悪感とともに気に入ってます。
そこへ持ってきて「やり直して決着をつける」ための新劇場版。
旧劇場版と同等のテーマを、くどいほど丁寧な表現で、しかもメインではないエッセンスとして与えるだけでなく、更に明快な「希望」と「救い」を、旧劇場版以上のぶっ飛んだ演出で観客にぶつけてくる。
これまで作品全体を覆っていた負の感情を豪快に覆すストーリーに、嫌悪感の再燃と浄化がおこり、自分自身の成長や変化をひしひし実感しています。明後日もっかい見る。